私たちは、こう考えてプロジェクトを進めています ──デザインを「事業として成立する企画」にするために


私たちは、デザインのご依頼をいただいたとき、
いきなり形やアイデアを考えることはしません。

なぜなら、デザインは見た目を整える作業ではなく、
事業の目的を達成するための手段だと考えているからです。

まず取り組むのは、
「このプロジェクトで、何を実現したいのか」を明確にすることです。

クライアントの意図と判断基準を整理する

デザイン依頼の背景には、必ず意図があります。

  • なぜ、今このテーマなのか
  • どこに課題を感じているのか
  • 最終的に、何をもって成功とするのか

多くの場合、こうした判断基準は明文化されていません。
そこで私たちは、ヒアリングを通じて
クライアントの中にある最終イメージを言語化・可視化していきます。

この工程を省くと、
「良いデザインなのに、判断されない」という状況が起こりやすくなります。

テーマを深く咀嚼するところから企画は始まる

テーマを受け取ったら、すぐにアイデアを出すことはしません。

  • 本当に問われているのは何か
  • 表に出ていない制約はないか
  • 事業としての前提条件は何か

こうした点を丁寧に掘り下げます。
時間をかけて考え抜くことで、
表面的ではない「芯のある企画」につながります。

商品開発におけるアイデア発想と最適企画の選び方

社内の検討段階では、多くのアイデアを出します。
数としては、100案程度になることもあります。

しかし、重要なのはアイデアの数ではありません。
その中から、最適な一案を選び抜くことです。

私たちは、企画とは
発想力ではなく、判断力の仕事だと考えています。

企画を事業として成功させる3つの判断基準

企画を絞り込む際、必ず次の3点を確認します。

1.実現できるか
技術的・構造的に成立するか。
製造や運用の現場で無理がないか。

2.事業として成立するか
売れる可能性はあるか。
市場規模や価格帯は、クライアントにとって現実的か。

3.プロジェクトとして推進できるか
関係者が継続して関われるか。
途中で止まらない体制が組めるか。

この3つが揃って、初めて「進める価値のある企画」だと判断します。

「事業性」は感覚ではなく調査で確認する

特に事業性については、感覚に頼りません。

  • 業界の規模
  • 市場の成長性
  • 既存商材やベンチマークの有無

調べられる情報は整理し、
「なぜ成立すると考えるのか」を説明できる状態にします。

アイデアを企画にするための取捨選択

すべてのアイデアが企画になるわけではありません。

  • すでに似た商品が多いもの
  • 誰も困っていないもの
  • 差別化が難しいもの

こうしたものは、早い段階で整理し、外します。
やらない判断も、企画には欠かせません。

プロジェクトは、軌道修正しながら進む

実際の開発では、
最初から理想通りに進むことはほとんどありません。

そのため私たちは、
完成形ではなく「あるべき姿」を共有し、
感触として実現できそうかを確認しながら進めます。

必要に応じて方向修正を行い、
無理のない形に整えていきます。

デザインは、実現して初めて価値になる

私たちは、
アイデアを出して終わり、企画書を作って終わり、イメージを提示して終わり
とは考えていません。

実現できるか。
継続できるか。
事業として回るか。

そこまで含めて、デザインの役割だと考えています。

当たり前を疑うことが、差別化につながる

企画の出発点は、「当たり前を疑うこと」です。

当たり前すぎて見過ごされていることを見立て直し、
別の切り口で捉え直す。
この視点が、新しい価値や差別化につながります。


もし、こんな状況であれば

もし、企画が思うように前に進まない、
社内で判断が止まっている、
「この方向で本当にいいのか」と迷っているのであれば、
それは特別なことではありません。

多くのプロジェクトで起きる、ごく自然な状態です。

整理できていない段階から、ご相談いただけます

私たちは、
最初から完成した企画や、明確な答えがある状態でのご相談だけを
想定しているわけではありません。

まだ整理できていない段階、
言葉になっていない違和感や迷いの段階から、
一緒に考えることを大切にしています。

まずは「整理する」ことから

プロジェクトを進めるために、
まず考え方を整理したい、判断軸を確認したい、
というご相談でも構いません。

デザインを通じて、
事業として前に進めるための整理が必要な場合は、
お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

よくいただくご質問
https://www.ici-design.co.jp/service/faq.html



デザインの目的や考え方を整理した上で進めたい方は、
ICIデザイン研究所のサービス内容をご覧ください。
→ プロダクト開発・製品開発 / デザインサービス

サービス:商品開発コンサルティング
https://www.ici-design.co.jp/service/kaihatu.html

商品開発の流れについて
https://www.ici-design.co.jp/service/flow.html


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